ライフキャリアデザインの限界
ワークキャリアとは
「キャリア」は広義な意味では「ライフキャリア」と言われており、その中に仕事に関する「 ワークキャリア 」というものがあります。
ここでは後者の「ワークキャリア」をデザインとして描いていくことを考えます。
ライフキャリアは、ワークキャリアよりもデザインすることが難しく予測不可能です。
例えば、何年に就職して、何年に結婚して…等、
自分一人で決定できないものがあるので、計画通りいくことの方が稀です。
ワークキャリアの活動により、ライフが形成されていきます。
しかし、
ライフは常に変化する。
ライフによりワークキャリアが大きく変わることも起こり得ます。
描けない将来像
35~44歳で、年収750万円~2,000万円のビジネスパーソン1,000人に対し、
「10年後のキャリアプランを描けているか」を尋ねたところ、
実に 6割以上 が「 描けていない 」と回答した。
【出典:リクルートキャリア(2014年7月発表)】
実際、ビジョンを描ける人は多くありません。
ビジョン策定
ビジョン策定とは・・・心から望んでいる自分の将来像をイメージすることです。
もし今すぐに見つからない場合は、常に自分に問いかけ続けることが大事です。
自問自答というのは、自分の潜在意識「本音、本心、本能」に常にアクセスしているのと同じ事で、それが俗に言う、
「アンテナを張っている」状態です。
アンテナを張ることで、見るもの、聞くもの、感じるものから、ヒントを得ることができるようになります。
▼カラーバス効果(知覚の選択性)とは…
カラーバスは「色を浴びる」の意。
意識していることほど関係する情報が自分のところに
舞い込んでくるようになるといったものです。
例えば、「今日のラッキーカラーは赤」といわれると、
街でその色ばかりに目が行くなどです。
まったく関心の無いモノは、どれだけ目の前にあっても
気づくことすらできないものです。
やりたいことが見つからない。だから決められない…
では、
いつ見つかるのか? いつ決められるのか?…この問には、誰も答えられない。
なら、
このまま何もしないでいいのか?
それとも…
探しながら一歩でも前に進むのか?
まずはコレと決めて突き進むのか?
基礎を固めながら探し続けるのか?
何もしないという選択肢は選んではいけない
「未来は誰にもわからない」
だからといって何もしないという選択肢は間違い。
未来は、これから創っていくもの創られた未来に乗っかるだけなのか?
皆と一緒に未来を創っていくのか?
現時点でやりたいことが見つからない場合は、
やりたいことが見つかった際に、いいスタートが切れるように、
あらゆる方向性の基礎となる知識と技術を先に習得しておく。
ただ、それだけではモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
なので、
同時に自分の人生の価値観という軸で、どのような事でモチベーションが上がるのかを探求して、発見していくことが大切です。
そうすると、
キャリアデザインを通して色々なものに触れていくことで、最初は興味がなかった分野でも少しずつ分かってくると
興味が涌いたりするものです。
キャリアデザインは、その描いた将来像からの「逆算」で設計していくことになります。
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