【指導1】
前提条件として『あなたと路線バスの動作をそれぞれに分けて描くこと。路線バスに乗るところからスタートする。ただし、運賃は乗車時に支払い、乗り換えはなく、A停留所は終点ではない。』と追記します。
【指導2】
前回の例題では、登場するプレイヤーの視点を『レーン』で分けましたが、次は、プロセスを重要な『ステップ』に分けます。これにより、上から下へと工程の流れが明確になります。今回の題材では「乗車」「乗車中」「降車」のステップに分けて考えてみます。
※ この「レーン・ステップ・フロー」図のフォーマットは、何かに似ていませんか?
「学習指導案(授業構成表)」のフォーマットに似ていませんか?
【指導3】フローチャートを描く前に、以下のように問題と前提から分かることは何かを考えさせます。
・前提に「路線バスに乗るところからスタートする」とあるので、乗車停留所は意識する必要はない
・止まった停留所がAか判断するのは乗客である「あなた」になるので『あなたレーン』に描く
・路線バスへの「乗降」は、あなた(乗客)の動作なので『あなた』視点から見た2つのフローを描く
・降りる前にボタンを押す必要があるが、次の停留所の案内を聞いてからじゃないと判断できない
・路線バスは終点までは必ず行くが、各停留所に必ず停車するとは限らない
■アンプラグド・プログラミング問題ワークシート【難易度:★★★★☆】 | |||||
クラス | 出席番号 | 氏名 | |||
課題 | あなたは路線バスに乗って、目的地A停留所で降りる。 | ||||
条件 | 「あなた」と「路線バス」の動作をそれぞれに分けて描くこと。路線バスに乗るところからスタートする。ただし、運賃は乗車時に支払い、乗り換えはなく、A停留所は終点ではない。 | ||||
<フローチャート> |
■アンプラグド・プログラミング問題ワークシート【難易度:★★★★☆】 | |||||
課題 | あなたは路線バスに乗って、目的地A停留所で降りる。 | ||||
条件 | 「あなた」と「路線バス」の動作をそれぞれに分けて描くこと。路線バスに乗るところからスタートする。ただし、運賃は乗車時に支払い、乗り換えはなく、A停留所は終点ではない。 | ||||
<フローチャート> |
路線バスが止まる条件
「次降ります」ボタンが押されている(降車する)、または、次の停留所に一人以上待っている(乗車する)
路線バスが止まらない条件
「次降ります」ボタンが押されていない(降車しない)、かつ、次の停留所に誰も待っていない(乗車しない)
※乗車する人も降車する人もいない場合、路線バスは停留所に止まらない
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